───お子さんのお口の健康を特に意識し出したのはいつぐらいですか?
生まれたてのころは、まずこの子を育てていけるんだろうかという不安がいっぱいで、口の中のことまで考える余裕はありませんでした。歯が生えてきたのを見つけたときは、うれしいんですけど、その後、「あっ、どうしよう…」って。もちろん、はじめて歯が生えてきたときは、すごく感動するんですよ。それまでは一本もなかったのに、笑ったときに小っちゃい歯が見えたりして。その笑顔を見た瞬間に「絶対守らなきゃ」と思ったんです。でも、そのためにできることって、歯ブラシぐらいしか思い当たらなかったんです。だから、「どうしよう…」って思ってしまいました。
───どういう経緯で、お子さんの歯を予防しようと思ったんですか?
たまたま児童館に村松先生がいらしていて、予防や子どもの歯の健康について話をしてくださったんです。その話を聞いて、子どもの歯を守るには、歯医者さんに通い続けることが必要だということを知りました。それまで私が通っていた歯医者さんは、歯磨き指導と歯石取りはしてくれるのですが、だ液検査がなかったので、村松先生が新しく医院を開かれるというのを聞いて、開業と同時に子どもたちを連れて来たんです。
───実際に通いはじめてお子さんの反応はどうだったんですか?
りくとは、4歳の時から通い始めているのでもう4年めですね。下のゆいとも乳歯が生え始めたときから来ています。今は二人とも3ヵ月に一度、通っています。自転車に乗せて連れてくると、二人してわれ先にという感じで入っていくんですよね。「こんにちはぁ!」って。待合室にお気に入りのおもちゃがあるから、奪い合うようにして遊んでます。診療の順番が来たら、今度はどっちが先かってもめ始めるんですよ。普通だったら、「先に行ってよ」って感じですよね(笑)。
ゆいとは、お兄ちゃんが通っている姿を見ていましたから、ずっとやりたかったんでしょうね。お兄ちゃんは「今までやってたからいいでしょう」というふうに、譲ろうとしないんです。最初に連れてきたときは、自分が診察を受けるわけでもないのに、治療用の椅子に座ったりしていましたからね。よっぽど興味があったんだと思います。実際に診療を受けるようになって、「やっと順番が来た!」って感じみたいです。
───最後に、あおい歯科診療室にお子さんたちを通わせるようになって、
気づいたことを教えてください。
子どもを歯医者さんに連れて行くのに苦労されているお母さんも多いみたいですね。遠回りしてわからないようにしても、途中で気づかれて、泣かれてしまったり。でも、予防専門の歯医者さんを知って、むし歯になる前に通っていたら、子どももぜんぜん怖がらないんです。そもそも、むし歯が痛いことも、歯の治療自体も知らないんですものね。知らないですむなら、ずっと知らないほうがいいですよね。むし歯は風邪と違って防げるものですし。そう考えると、むし歯にさせないようにするのも、親の責任なんだと思います。
お母さんたちには一番はじめに、歯医者さんのかかり方を変えてくださいという話をしています。歯医者さんは、痛くなったら行くところでなく、痛くならないために通うところだっていうことを話しているんです。お母さんがそういう認識になって、歯医者さんに通うようになれば、将来的にその子も、予防のために歯医者に通うのが普通になってきます。
りくとくんもゆいとくんももう、歯医者さんに行くのは歯をキレイにしてもらうためという理解ができていると思うんです。りくとくんはもう8歳ですから、そろそろ一人で自転車に乗って通い始めるでしょう。これからも続けていけば、例えば中学、高校生になったときに、定期的に行くのが普通、行かないと気持ちが悪い、行かないから何かしなくちゃ、というふうになっていくと思うんです。「三つ子の魂百まで」じゃないですけど、5歳ぐらいまでに、歯医者さんに通って歯の健康を維持することが当たり前の環境になっていることが、予防の意識を一生持ち続けるためには必要なんです。
(あおい歯科診療室 院長 村松いづみ先生)
では、ゆいとくん、 りくとくんはこれまでどのようにこの歯医者さんと関わってきたのでしょう?歯医者さん通いを続けているこの4年間を追いかけてみました。
(ゆいとくん&りくとくん すくすく 成長日記はこちら
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